Seesaaブログで2012年7月30日記載のもの。

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「卒業したことは間違いない」
とするためには、教育記録である成績証明書上に、その教育機関により定められた学位取得・卒業の要件を満たす履修記録が確認されなければならないわけだが、小泉町長の米国留学先「ウッド短期大学(Wood Jr. College)」の本人成績証明書には、学位取得・卒業とする要件を満たすものは、残念乍ら見当たら無いようである。

或いは、ウッド短期大学以外の何所かの短大や大学なりで、単位を取得していたという事でもあれば(ウッド短大へは所謂編入や転学となる)、「応用美術(Applied Arts)」という学位は兎も角としても、短期大学士取得に十分で卒業の要件も満たす可能性も考えられるわけだが、そのような説明も聞かないようである。

「卒業証書は、間違いなく、卒業式の日にウッドジュニアカレッジからもらったものである。」
と、小泉町長は検察へ供述しているとのことだが、だとすれば、この学位記(卒業証書)は、ウッド短大が発行したものということになるだろうか。

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学位に相応しい教育事実が無いのに、学位記などを発行(販売)するのは、ディプロマ・ミル(ディグリー・ミル)と呼ばれる学位商法の業者なわけだが、認定校が発行した学位記だからといって、真正な学位とは限らない場合も、稀にありえる。

今年2月のニュースだが、ノース・ダコタ州の州立大学(Dickinson State University)が、中国人留学生に対して、学位要件を満たす履修など無いにも拘らず、大量に学位を発行していたという、”州立大学によるディプロマ・ミル”という、ショッキングな出来事があった。
参考:
Degrees(Without the Work) for Foreighn Student at a North Dakota University -New York Times

Dickinson State - alleged diploma mill for Chinese - AP

同大は入学者の減少への対策として、近年米国留学生が急増している中国人留学生の受け入れ積極策をとり、中国でエージェントなどを雇い、留学生の獲得に積極的だったようだが、その過程で「あってはならない」一線を越えてしまったというところのようである。

州大学局(North Dakota University System)の監査により不正が発覚して、学部長(Dean of Educatin, Business and Applied Science)が失踪し、自殺体で発見されるというショッキングな出来事もあったようだが(Youtube)、新任学長が所謂内部告発により、州大学局へ監査を要求し、問題が明るみにされるという、自浄作用があったことがせめてもの救いだろうか。

参考:
Internal Review Report - North Dakota University System

規模は違うが、ウッド短大も入学者の減少には頭を痛めていたことだろうし、些か状況が似たところはあったろうか。

若し、ウッド短大がこの学位記を発行したとすれば、「Associate of Applied Arts(短期大学士・応用美術)」という短大要覧には存在していない学位名をわざわざ使ったのは、他の真正な学位と区別をつける為だったのだろうか?

正規の短期大学士に”Apply”するとの意味合いで(短期大学士を応用スルデアルw)、「Arts」や「Applied Science」と語感の似ているところを使ったという事なのだろうか?

卒業式の日に学位記をもらったとすれば、本人も、左右の学友のと比べて、自分の学位記は学位名が違っていたのだろうから、これは、周りは皆”折り詰め弁当”が配られたのに、自分にだけは”おにぎり”が来たようなものだから、やはり「何で?」と思うだろうか。

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