このブログを小泉町長自身が見ているのか?は不明だが、志賀町は新聞でも報道された「町長の学歴詐称疑惑」で2分されてるのだろうし、所謂”小泉町長派”のどなたかがここを眺めて、小泉町長本人に伝わることを期待して書いておく。

米国で、学校が管理する学生の個人情報である、成績等の教育情報の扱いについては、それがみだりに開示されて個人が不利益を被ることが無いよう、連邦法での保護規定がある(Family Educational Rights and Privacy Actー通称FERPA)。

成績証明書をはじめとする個人の教育情報は本人自身か保護者、または本人の承諾、或いは司法の介入等がなければ基本的に開示されないが、これでは社会活動に支障を生じかねないので、卒業(学位)の有無等の確認については、一定の要件を満たせば、相手が本人でなくとも開示が可能とされている。

今回、小泉氏の学位問題については、氏が卒業を主張する「Wood Jr. College」(ウッド短期大学)の教育記録を現在管理しているMillsaps College、Office of Records & Registration(ミルサップス大学レコード管理室)に、オレゴン州ODA(Office of Degree Authorizationー州学位局)を通して問い合わせが為され、「小泉氏はウッド短大を卒業していない」ということが、確認されている。

オレゴン州ODAというのは、所謂ニセ学位の、ディプロマ・ミル問題の究明に熱心に取り組んでいることで著名な公機関であり、その問題の特性から州境を超えて全米、或いは国際的にも活動しており、今回この件でも協力を得ている。

Millsaps College(ミルサップス大学)もれっきとした大学であるから、これら公の機関により確認された事実として、小泉氏本人の、「卒業している」との主張が否定されている。

小泉氏が、「間違いなく卒業」と主張するのであれば、その根拠を示さねばならぬわけだが、唯一確実な根拠として行き着く先は、公的機関が確認したMillsaps Collegeが管理している、Wood Jr. Collegeの成績証明の同じ原簿書類なのであるから、小泉氏にとっては極めて深刻な状況と言えよう。

”中立的な第三者の立場”としての言葉を選べば、「どちらかに虚偽捏造、あるいは事実誤認があると思われる。小泉氏が卒業している事も否定は出来ない」と、あたかも五分五分の状況のような印象になるのだが、小泉氏が卒業していると主張する確実な根拠を何も示せていない現状では、圧倒的に小泉氏は不利な立ち位置にある。

そうゆう問題なのである。

事の深刻さを認識すれば、成績証明書については「対応を考えたい」といった悠長な話ではあるまい。

参考;

Family Educational Rights and Privacy Act (FERPA) GENERAL

http://www2.ed.gov/policy/gen/guid/fpco/ferpa/index.html

PART 99--FAMILY EDUCATIONAL RIGHTS AND PRIVACY

http://www.access.gpo.gov/nara/cfr/waisidx_01/34cfr99_01.html

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オレゴン州ODAが配布しているステッカー。

学位商法の被害から州民を守る、”学位Gメン”と言ったところか。

”学位”を発行する偽装大学の膨大なデータベースを持ち、中に「IOND University」といった名も見える。ODAのこのリストに載るようになれば、この手の”大学”として国際的に認定された一流校となるだろうか(苦笑)。

http://www.osac.state.or.us/oda/unaccredited.aspx