よく管理された掲示板である。

時に自分に都合の悪い書き込みがあれば、その投稿を削除するに止まらず、投稿記入欄そのものを消して、外部から暫くは投稿出来なくして仕舞う、自らに都合の良いことのみを書き連ね掲示していくという、徹底した言論管理の掲示板である。

http://www.iond-univ.org/bbs/bbs.cgi#anchor1 <イオンド掲示板>

以前は「学歴論争掲示板」とか言う名称だったが、さすがに忸怩たる思いでもしたろうか、現在は単に「掲示板」と称しているが、「イオンドの主張を一方的に開示・展開していく場」と言うところだろうか。

珍妙な時事解説?の話はそれはそれとして、目に付くのは、静岡県立大学の小島教授や、ハワイ州消費者保護局(Office of Consumer Protection)のブラントン弁護士等の、個人をターゲットとした捏造人格攻撃である。

イオンドによる捏造人格攻撃は以前より見られたことだが、最近は外部からの投稿を取り上げている形になっているので、日本での学位商法問題研究の第一人者である小島教授よりの非難を受け、終にはハワイ州に於いて州より告訴され、偽高等教育機関としてハワイ州裁判で制裁判決を下された結果、イオンドを離職せざるを得なくなった、株式会社IOND University社長高橋斉等が、”腹いせ”に投稿している可能性が高いだろうか。

これ幸いと、イオンドは相手への人格攻撃の手段としてこの”異常性愛”投稿を活用しているようだが、女子学生のe-mailや、果ては草薙駅前の「考える犬」の”石像”から異常性愛を連想するというのは、なかなか普通の人には出来ぬ発想であり恐れ入る外無いが、その投稿からは、寧ろ投稿者自身の異常性愛への些か病的なまでの強い興味傾向が看て取れよう。

元々が学位商法という、”倒錯”された世界に棲むものであれば、普通とは少し変わった、所謂”変態”な性格傾向というのも、寧ろ必要とされるのかも知れないだろうか。

相手への人格攻撃の手法については、どうもイオンドはひとつのパターンを確立しているようである。

https://image.blog.livedoor.jp/ishibashi111/imgs/6/d/6d507935.JPG <イオンド大学教授 佐々木千夏博士;IOND Univ./博士(催眠心理学)、M.S.U./名誉博士(教育学)。 ちなみに最終学歴は宮崎県延岡東高等学校卒だという>

学位商法という反社会的行為の種を蒔いたのはイオンド自身なのであるから、学位商法問題の研究者や、ハワイ州当局の法曹を恨むと言うのでは、逆恨みというものだが、イオンドが排斥された背景には、「イオンド大学?イオンド博士号学位?こんなのおかしい。」という、一般社会の普通に良識ある人々の声があることをイオンドは忘れてなるまい。

小島教授の著書「学位商法」を出版した九天社の社長までイオンドは逆恨みしているようだが、出版業界不況の煽りを受けて九天社が倒産したのは残念な話である。

学位商法に対しては、基本的な知識をおさえておけば、色々な形のディプロマ・ミルが先々出てきても判断が付くことであり、小島茂著「学位商法」のような学位商法についての基本的なところがよく纏まっている本は、常に社会で入手し易くあるべきだろう。

”本離れ”の時代だそうで、日本の出版業界は厳しい状況のようだが、ネット本等新しい試みも出てきているので、「学位商法」がいずれ再版されることを切に望むところである。

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