イーメール、特に当事者や関係先からそれが寄越されたりすると、大いにモーチベーションが沸くわけだが。

結局、「学校法人タイケン学園 広報室情報管理担当」と称するところからは、その後何の連絡も無いわけだが、向こうから寄越したイーメール交信なのに、自らコミュニケーションを絶って仕舞うというのも随分と奇妙な話である。

ハワイ州に登記されていた、ディプロマ・ミル大学である、「TAIKEN WILMINGTON UNIVERSITY」を、1997年に$5,000ドルを出資して設立した「MICHIO SHIBAOKA」と言う人物は、「学校法人 タイケン学園」や「学校法人 タイケン国際学園」の理事長である、「柴岡 三千夫」であることを示唆する資料は次々と出てくるのだが、これを否定する資料は出てこない。

やはり、「MICHIO SHIBAOKA」は「柴岡 三千夫」と言う事であろう。

私が知らなかっただけなのかも知らないが、知名度と言う点では「タイケン」は「イオンド」に一歩も二歩も譲るのではなかろうか?

統計を取ったわけではないのだが、「タイケン・ウイルミントン大学JAPAN」や「タイケン大学」、「ケンシントン大学」など別名を入れても”タイケン系大学”は、学位利用者数では”イオンド大学”には及ぶまい。

「イオンド大学日本校」のほうは、高円寺の雑居ビルである「花月第一ビル」の4,5階に居を構えていたようだが、「タイケン・ウイルミントン大学JAPAN」のほうは、その住所からするとタイケンの法人本部と称するところに在ったのだろうが、看板の写真すら見ないようである。

両”大学”の創設者というのは、どちらも個性的な人間であるようだが、タイケン系大学の強みは何と言っても、「創設者が現職の学校法人の理事長」であることだろう。

イオンドの場合は、口の悪い連中なら、蓋を開けてみれば、「なんだ、ラーメン屋のおやぢかw」で終りそうだが、タイケン系大学の柴岡三千夫は、「学校法人タイケン学園」と、「学校法人タイケン国際学園」と言う2つの学校法人の現職理事長である。

「学校法人タイケン国際学園」と言うのは、「日本ウエルネス高等学校」を運営しているようだが、私立高校であれば国および地方公共団体からの経常費助成の対象であろうし、少なからぬ金額の国民/市民の血税が交付されているものと思われる。

人間(ひと)の教育に携わる学校というものは、社会性の大きいものである。

社会的なインパクトと言う点では、学校法人の現職理事長がディプロマ・ミルの学位商法に走っていた「タイケン」の方が遥かに大きいだろうか。