Bandoalphaのざっ記ー学位商法問題

主として米国発の真正でない学位や大学などの、所謂「ディプロマ・ミル」、「ディグリー・ミル」の問題を取り上げています。 当ブログ記載事項の著作権は著作者に帰属します。無断での引用は、法の定めるところに則り、各人の責任において御自由にされて下さい。 御意見などございましたらこちらへ。 Bandoalpha@msn.com  Toshi Hino/檜野俊弘

2015年01月

検察裁定の不可解

Seesaaブログで2012年9月30日記載のもの。

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小泉勝志賀町長の学歴詐称疑惑(公選法違反容疑)での告発を町民より受けた金沢地方検察庁は、これを「不起訴」処分と裁定したのは新聞報道にあったところだが、検察より告発人への処分通知(刑訴法260条による)というのは書式(「処分告知書」 様式第96号)による、「処分区分: 不起訴」とあるだけの簡潔なもののようである。(参考:これは他の事例だが、様式によるものであるからいずれでも同じだろう

不起訴とした理由について、告発人はその理由を問い合わせることが出来る(刑訴法261条)とされており、裁定理由については、文書で請求すれば、これも書式(「不起訴処分理由告知書」 様式第114号)により回答されるが、「不起訴処分の理由: 嫌疑なし」とだけのこれも至って簡潔なもののようである。(参考:同じく他の事例)(電話には応じないという。これらの手続・回答は、競争社会で顧客に対応する民間の感覚よりすれば驚天だが、要は聞いて来るなということかw)

なぜ「嫌疑なし」と判断したのか等それ以上の理由説明は、”その必要なし”と検察庁では考えているようである。(注:起訴便宜主義Wikipedia
告発人(稲岡保男氏)が金沢地検に裁決理由の説明を求めても、説明には応じてくれないのだと言う。

不起訴裁定の区分については法務省訓令・事件事務規定で、「被疑者死亡」から「起訴猶予」まで20項目が細かく区分けされている。
少し長くなるが引用しておく。

◆◆◆
2 不起訴裁定の主文は,次の各号に掲げる区分による。
 (1) 被疑者死亡 被疑者が死亡したとき。
 (2) 法人等消滅 被疑者である法人又は処罰の対象となるべき団体等が消滅したとき。
 (3) 裁判権なし 被疑事件が我が国の裁判管轄に属しないとき。
 (4) 第1次裁判権なし・不行使 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定,日本国における国際連合の軍隊に対する刑事裁判権の行使に関する議定書若しくは日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定に基づき,我が国に第1次裁判権がないとき,又は前3号若しくは次号から第20号までのいずれかに該当する場合を除き我が国が第1次裁判権を行使しないとき(第1次裁判権を放棄したときを含む。)。
 (5) 親告罪の告訴・告発・請求の欠如・無効・取消し 親告罪又は告発若しくは請求をまつて論ずべき罪につき,告訴,告発若しくは請求がなかつたとき,無効であつたとき又は取り消されたとき。
 (6) 通告欠如 道路交通法第130条の規定により公訴を提起することができないとき又は同条の規定により家庭裁判所の審判に付することができないとき。
 (7) 反則金納付済み 道路交通法第128条第2項の規定により公訴を提起することができないとき又は同項(第130条の2第3項において準用する場合を含む。)の規定により家庭裁判所の審判に付することができないとき。
 (8) 確定判決あり 同一事実につき既に既判力のある判決があるとき。
 (9) 保護処分済み 同一事実につき既に少年法第24条第1項の保護処分がなされているとき。
 (10) 起訴済み 同一事実につき既に公訴が提起されているとき(公訴の取消しがなされている場合を含む。)。ただし,第8号に該当する場合を除く。
 (11) 刑の廃止 犯罪後の法令により刑が廃止されたとき。
 (12) 大赦 被疑事実が大赦に係る罪であるとき。
 (13) 時効完成 公訴の時効が完成したとき。
 (14) 刑事未成年 被疑者が犯罪時14歳に満たないとき。
 (15) 心神喪失 被疑者が犯罪時心神喪失であつたとき。
 (16) 罪とならず 被疑事実が犯罪構成要件に該当しないとき又は犯罪の成立を阻却する事由のあることが証拠上明確なとき。ただし,前2号に該当する場合を除く。
 (17) 嫌疑なし 被疑事実につき,被疑者がその行為者でないことが明白なとき又は犯罪の成否を認定すべき証拠のないことが明白なとき。
 (18) 嫌疑不十分 被疑事実につき,犯罪の成立を認定すべき証拠が不十分なとき。
 (19) 刑の免除 被疑事実が明白な場合において,法律上刑が免除されるべきとき。
 (20) 起訴猶予 被疑事実が明白な場合において,被疑者の性格,年齢及び境遇,犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないとき。
◆◆◆ 「事件事務規程(法務省訓令」 最終改正 平成24年6月14日法務省刑総訓第4号

今回の裁定理由は「嫌疑なし」であるから(17)番であり、担当検察官は、学歴詐称の事実が無いことが明白、学歴を疑問とする証拠は無いものと判断したことになる。
「卒業したことは事実で、学位記(卒業証書)も真正なものである。」と判断したことになろう。

卒業の有無や学位記の真偽の最終的判断の根拠となる成績証明書を、担当検察官がどのように理解したのかは、閉ざされた扉の奥のことであり不明であるが、成績証明書の内容の検証については、ここで述べてきた通りであり、ウッド短大はじめ当該地域の大学認定団体であるSACSCOC、ウッド短大成績証明書の管理者であるミルサップス大学(Millsaps College)、ウッド短大のかつての職員など、この件で私が事実確認のためコンタクトした教育関係者では、大いに疑問である(Significant questions exist as to whether this person earned a legitimate degree-SACSCOC)とする人はいても、成績証明書から卒業したことは事実で学位記は真正なものである、と理解する人は私の知る限り皆無である。

答えが二つあるという問題ではないので、同じ事実を眺めて理解が180度違うというのは、米国と北朝鮮辺りであれば有り得ようが、情報が開かれた自由と民主主義の文明国間に於いてはあまり聞かない話である。

”当検察裁定については、告発人の不服申立により金沢検察審査会においてもその当否に関し、慎重に精査、検討が為され、その結果、検察官がなした不起訴裁定(嫌疑なし)は相当である、との同審査会議決がされているところである。 法令に定められた手続きは全てしっかりと為されており、法的に何らの瑕疵も無い”となるのだろうが、米国では疑問とされる米国短大の卒業や学位記が、日本では卒業は事実で学位記も真正なものと裁定されるというのは、さながら漫才でも眺めているようであり、甚だ興味深い。

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学位記のなぞ

Seesaaブログで2012年7月30日記載のもの。

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「卒業したことは間違いない」
とするためには、教育記録である成績証明書上に、その教育機関により定められた学位取得・卒業の要件を満たす履修記録が確認されなければならないわけだが、小泉町長の米国留学先「ウッド短期大学(Wood Jr. College)」の本人成績証明書には、学位取得・卒業とする要件を満たすものは、残念乍ら見当たら無いようである。

或いは、ウッド短期大学以外の何所かの短大や大学なりで、単位を取得していたという事でもあれば(ウッド短大へは所謂編入や転学となる)、「応用美術(Applied Arts)」という学位は兎も角としても、短期大学士取得に十分で卒業の要件も満たす可能性も考えられるわけだが、そのような説明も聞かないようである。

「卒業証書は、間違いなく、卒業式の日にウッドジュニアカレッジからもらったものである。」
と、小泉町長は検察へ供述しているとのことだが、だとすれば、この学位記(卒業証書)は、ウッド短大が発行したものということになるだろうか。

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学位に相応しい教育事実が無いのに、学位記などを発行(販売)するのは、ディプロマ・ミル(ディグリー・ミル)と呼ばれる学位商法の業者なわけだが、認定校が発行した学位記だからといって、真正な学位とは限らない場合も、稀にありえる。

今年2月のニュースだが、ノース・ダコタ州の州立大学(Dickinson State University)が、中国人留学生に対して、学位要件を満たす履修など無いにも拘らず、大量に学位を発行していたという、”州立大学によるディプロマ・ミル”という、ショッキングな出来事があった。
参考:
Degrees(Without the Work) for Foreighn Student at a North Dakota University -New York Times

Dickinson State - alleged diploma mill for Chinese - AP

同大は入学者の減少への対策として、近年米国留学生が急増している中国人留学生の受け入れ積極策をとり、中国でエージェントなどを雇い、留学生の獲得に積極的だったようだが、その過程で「あってはならない」一線を越えてしまったというところのようである。

州大学局(North Dakota University System)の監査により不正が発覚して、学部長(Dean of Educatin, Business and Applied Science)が失踪し、自殺体で発見されるというショッキングな出来事もあったようだが(Youtube)、新任学長が所謂内部告発により、州大学局へ監査を要求し、問題が明るみにされるという、自浄作用があったことがせめてもの救いだろうか。

参考:
Internal Review Report - North Dakota University System

規模は違うが、ウッド短大も入学者の減少には頭を痛めていたことだろうし、些か状況が似たところはあったろうか。

若し、ウッド短大がこの学位記を発行したとすれば、「Associate of Applied Arts(短期大学士・応用美術)」という短大要覧には存在していない学位名をわざわざ使ったのは、他の真正な学位と区別をつける為だったのだろうか?

正規の短期大学士に”Apply”するとの意味合いで(短期大学士を応用スルデアルw)、「Arts」や「Applied Science」と語感の似ているところを使ったという事なのだろうか?

卒業式の日に学位記をもらったとすれば、本人も、左右の学友のと比べて、自分の学位記は学位名が違っていたのだろうから、これは、周りは皆”折り詰め弁当”が配られたのに、自分にだけは”おにぎり”が来たようなものだから、やはり「何で?」と思うだろうか。

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学位記(卒業証書)と、成績証明書

Seesaaブログで2012年7月22日記載のもの。

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学位記(卒業証書)と、成績証明書の関係についての纏め。


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*当成績証明書は、現在同記録の管理者であるミルサップス大学で管理されているものと同じ内容のものである。(Millsaps College, Office of Recordsにて確認)

◆その1.
「CUMULATIVE TOTALS:(累計全合計)」について。

「HRS ATTEMPTED=50」、(履修科目登録数)は、59になるものと思われる。

「HRS EARNED=65」、(取得単位数)の合計は65なのであるが、ENG0110は、同短大要覧では単位数0となっており、そのコード番号表記からしても0単位(コード番号の1の位の数字は単位数)であるから、62となるものと考えられる。

「QUALITY POINTS=133」、(成績評価点)の合計数は148となる。

「QPA=2.66」、(成績評価平均点)は、148÷59となるので、2.51となる。

◆その2.
「HRS EARNED」(取得単位数)の「65」には、留学生用基礎英語などのInstitutional Credit(補習クラス単位)が含まれており、これを除いた短期大学レベルの取得単位数は56単位である。

Ref-A; Q and A e-mail from Dr. Tom Benberg Senior V.P./Chief of staff SACSCOC.
Date: Tue, 19 Jun 2012 18:14:00 -0400
From: tbenberg@sacscoc.org
To: bandoalpha@msn.com
Credit courses for degree must be at the collegiate level. Remedial courses are sometimes listed as institutional credit but are not at collegiate level and don't count toward graduation. Tom Benberg.
--------------------------------------------------------------------------------
From: Toshi Hino
To: Tom Benberg
Sent: Tue Jun 19 14:34:00 2012
Subject: Credit for a Degree
Dear Dr. Tom Benberg,
I have a question.
The courses of "ENG 0113" and "ENG 0123" ( basic English, Non-transferrable credit, Institutional credit) at the associate degree granting Colleges in Mississippi, Does credit not satisfy degree requirements for graduation at all Colleges or some cases credit satisfy degree requirements?
SACSCOC has a policy for this?
Appreciate your help.
Sincerely,
Toshi Hino
Bandoalpha@msn.com
Everett, WA
--------------------------------------------------------------------------------

Ref-B;
“If a zero "O" appears in a number, other than credit hours, it indicates institutional credit.
Example: 0113 indicates institutional credit”
A UNIFORM COURSE NUMBERING SYSTEM IN MISSISSIPPI PUBLIC COMMUNITY & JUNIOR COLLEGES
http://www.sbcjc.cc.ms.us/pdfs/pb/COURSENUMBERING.pdf

◆その3.
ウッド短期大学をはじめ、ミシシッピィ州などの米国南部地域の大学認定団体であるSACSCOCでは、短期大学士の必要単位数は、60単位以上と規定している。

Ref-A;
SACSCOC Policy 2.7.1
“The institution offers one or more degree programs based on at least 60 semester credit hours or the equivalent at the associate level;”
http://www.sacscoc.org/pdf/PrinciplesOfAccreditation.PDF

◆その4.
ウッド短期大学では、卒業に必要な単位数は64単位以上としており、「Applied Arts」という学位プログラムは、同校に存在していない。

GradRQ8789 (640x316)

Cores8789 (480x502)

*Wood Jr. College Catalog 1987-89* (短大要覧。83-85、85-87、89-93年度版も主要部分は同じ)
http://bandoalpha.web.fc2.com/woodcatalog8789.pdf

以上より;
★本人の教育記録である成績証明書には、「短期大学士・応用美術」をはじめ、短期大学士の学位を取得したとする要件というものが、認められない。

★「Associate of Applied Arts(短期大学士・応用美術)」というこの学位記は、いったい何なのか?だが。

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成績証明書を読む

Seesaaブログで2012年7月15日記載のもの。

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小泉勝町長の、ウッド短期大学(Wood Junior College)の本人の成績証明書の内容を、少し仔細に眺めてみよう。
(クリックで画像は大きくなります)

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教科履修の始まりは、「FALL 1985」とあるから、85年の秋期の学期(セメスター;同短大カタログによれば85年8月29日から12月20日まで)より就学、クラス履修を開始したことが解る。

同85年秋学期では、「ENG 0110 Intensive Basic English for Int'l Students」と「ENG 0113 Basic Writing Skills」の、2つの基礎英語の補習クラスを受講している。

日本の高校を卒業して直に米国短大の講義のクラスに入っても、英語力が普通は不足であろうから、講義を理解し付いて行く事は難しく、眠くなるだけであるから、その前に先ず基礎英語力を付ける為に、留学生向けの英語の補習コースを履修するのは、ごく普通で妥当なところだろう。

これら、「ENG 0XXX」のコードの補習教科というのは、短大課程の以前のものであるから、短大学位・卒業要件の単位としてはカウントされない。(

「ENG 0110」の単位数に「3」とあるのだが(Sem.Hr.Cred.の項)、同短大カタログ()によれば、「ENG 0110」は「英語力ゼロの者を対象としたクラスであり、単位はゼロ」となっており、ミシシッピイ州共通の短大教科コード・システム()でも、数字コードの1の位は、単位数を表示するものとなっているので、これの単位数は「0」とするのが正しいところであろう。
Institutional Creditであるから、いずれにしても学位・卒業の要件単位への影響は無いのだが。

次の「Spring 1986」の86年春学期だが、「ENG 0123 Intensive English for Int'l Students」が重複して記載されている。
見たところ、この時期から使用活字が変わっており、タイプライター(若い学生は知らないだろうが、こんなマシン:)の活字から、PCプリンターの印字に変わったように見える。
記載の重複は、事務処理PC化移行での混乱というところだろうか。

同86年春学期では、「ENG 0123」の英語補習クラス以外に、「MAT 1313」、「SOC 2133」、「ART 1113」の短大課程の教科も履修しており、この学期より短大課程の教科履修に入ったことが解る。

次の「Summer 1986」の86年夏季学期(セッション)だが、「PHY 2213 Physical Science Survey I」が、「W」とあるが、これは「Withdrawal」で、クラス履修登録後に何らかの理由で履修取り消しをした場合であり、「F(Failure)」の単位を落とした場合と違って、成績評価平均点に影響しない。
(成績評価平均点-QPA-は、成績評価点-Quality Points-を対象履修登録単位数-HRS ATTEMPTED-で割ったもの)
夏休み期間であるから、予定変更して一時帰国なりしたものでもあったろうか。

次の、「FALL 1986」86年秋学期。ここに「ENG 0123」が又出ているが、留学生用基礎英語の同補習クラスを再履修していたことが解る。
同一科目の再履修については何回でも認められているから、英語力に若干不安があり、同クラスを再度履修したものであろう。 真面目で熱心な姿勢であったことが窺えよう。
成績評価が「B」となっているが、成績評価(Quality Points)の対象外クラスなので、本来は「P(Passing Quality)」となるところであろう。

次は、「SUMMER 2ND 1987」87年夏季学期(セッション、前期-1st-と後期-2nd-に分かれている)が来ているのだが、順序としては下のほうの「SPRING 1987」87年春学期が本来はここに入るところであろう。何故か記載順序が乱れてしまっている。
87年は春の訪れが遅かった!w

次の「FALL 1987」87年秋学期は、6教科を履修しており最も充実した時期であったろうか。

次、「SPRING 1987」87年春学期。履修教科の中で「SOC 2113 Introductio to Sociology」は、「F」(Failure)であり、これだけは及第点に及ばず、単位を落としている。
取得単位や成績評価点(Quality Points-AからD迄其々4から1)は勿論ゼロであり、本来の単位数「3」が成績評価平均点(QPA)算出の場合、対象履修登録単位数(HRS ATTEMPTED)に加算される。

次の、「SPRING 1988」の88年春学期が最終となっている。5教科を履修している。

以上の累計総合計数(CUMMULATIVE TOTALS)のところだが、対象履修登録単位数(HRS ATTEMPTED)が「50」となっているのだが、いかにも少ない。
「F」などの無い、全くストレートな学生の場合は「HRS ATTEMPTED」単位数と「HRS EARNED」単位数は同数になるわけだが、留学生等で、基礎英語の補習クラスなど成績評価対象外の履修科目がある場合は違ってくる。
基礎英語補習クラスを除き、「F」(Failure、単位3)もあるので、ここは、「59」となるであろう。

取得単位数(HRS EARNED)は「65」となっているのだが、これは「ENG 0110」がゼロ単位であるから「62」となるだろうし、Institutional Creditである基礎英語補習コースを除いた、短大課程の学位取得・卒業要件に見合う単位取得数は、「56」となる。

成績評価点(QUALITY POINTS)の累計も「133」となっているのだが、集計すれば「148」である。

よって、成績評価累計平均点(QPA)も「2.66」でなく、「2.51」となろう。(148/59=2.51)

2年制の米短大に2年9ヶ月あまりも留学したのに、残念ながら学位取得・卒業は出来なかったことになるが、他の普通の学生よりも1.5倍の期間も勉強したのであるから、それで十分以上であろう。

時代が進めばもっと色々な情報も明らかになることだろうし、姑息な誤魔化しというのは、いずれは判ってしまうことである。

主権者である町民になにも根拠を説明せず、「間違いなく卒業している!」とだけ強弁して、自ら赤恥を被る必要はあるまい。

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新聞報道から

Seesaaブログで2012年7月12日記載のもの。

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石川県志賀町小泉勝町長の、学歴詐称疑惑告発に対する金沢地検の不起訴処分、及び審査申し立てへの金沢検察審査会の議決結果に関する読売新聞と中日新聞の記事である。

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これを読む限り、担当検事や検察審査会の委員は、「学位記である卒業証書」と本人の「成績証明書」を検証したうえで、学位を取得し卒業したもの(卒業したと考えるに十分な証拠)と判断したと受け取れよう。

これまでに度々述べてきたところであるのだが、成績証明書の内容を検証すれば、短期大学士の学位取得に最低でも必要とされる60セメスター単位は取得しておらず(短大課程前の基礎英語教科のInstitutional Creditを除くと、短大課程の取得単位は56単位)、また、学位記に記されている「Applied Arts(応用美術)」という学位プログラムはWood Jr. Collegeの短大要覧には記載が無く、そのプログラムに見合う教科も同校に存在していないものである。

成績証明書の検証から解るのは、短期大学士学位を取得し卒業したとする根拠が何も無い。

ということなのである。
米国で大学関係者にこの成績証明書を見せて、「ああ、これは間違いなく卒業してますね」と言う人はいない。
それが、日本ではどうしたことか卒業したとするのに十分と公式に解釈されるという、不思議な事態となっている。

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